せっかく一日がかりで部屋を整理整頓してさっぱり気持ちよくしたら、夫はモノがないと落ち着けないと不満だった、ということがあるかもしれません。「この人のことは理解できた」と思って結婚しても、いっしょに生活してみて初めてわかることはよくあることですから、何をどうするか、何をしてほしいのかなど、夫とよく話し合うことです。舅や姑と同居していれば、勝手に独断でせず相談することが必要です。家庭管理のほかに、近ごろは家庭が社会との関係を強くもつようになったせいか、妻であることで社会的活動をする機会がふえています。結婚によって社会は一人の人間を一人前とみなすのですから、当然といえば当然です。たとえば、娘時代は自分個人の気楽な交際でよかったのですが、結婚後は夫婦揃って、あるいは夫の代わりに、あるいは○○家としていろいろな場に出かける必要が生じます。妻にはこういう役割が当たり前のこととして期待され、要求されているのですから、妻は尻ごみしたりせずに、受けて立つ心がまえをしておくことです。「何事も新しい経験」と、積極的な気持ちでことに当たれば、大丈夫です。堅苦しい場ばかりでなく、パーティーとか、ちょっとした集まりにもカップルで出席する機会が多くなっています。いわゆる「内助の功」を発揮する場があたえられるわけで、そんなとき、さりげなくご主人を引き立てられたら素敵です。もし「私は彼と結婚して彼の妻になったのであって、断じてこの家の嫁になったのではない」と思っていても、それを口には出さないことです。よほどものわかりのよい例外は別にして、世の舅、姑は「嫁をもらった」「嫁がきた」と思っているからです。たしかに、法律上は夫と二人で新しい一家をかまえたわけですから、「嫁にきたのではありません」と宣言してもいいのですが、最初から波風を立てるのは考えものです。舅、姑を驚かせ怒らせ嘆かせるだけで、何の得にもなりません。それどころか多くの場合、「大変な嫁をもらったものだ」とがっかりさせるでしょうから、それからつきあっていかなければならない長い長い生活の大きなデメリットになります。
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