街や映画やテレビで、私たちが目にすることができる素敵な人、というのは、ただ単に服装の問題だけじゃない。その人の生き方や姿勢がきっと素敵なのだと思う。だから、ふとしたしぐさが魅力的だったり、バッグの持ち方、スカーフの巻き方、アクセサリーの選び方、そして当然歩き方や座る姿勢さえ美しい。この美しさも自然に出てくるそれであって、ノウハウに基づくものではない。そういう優雅さをもって生まれなかった私たち(たちって、だれのことよ、とお思いよね。勝手に引きずり込んでごめんなさい)は、そういう人たちをお手本に少しでも美しくなりたいものです。ショルダーバッグだからって肩からブラッと下げるばかりじゃなく、抱えてみる、ショルダーの長さを調節してみる、とかの工夫をする。バッグの斜めかけも決して子供っぽくならずに扱えるはず。ショッピングバッグや、スーパーのビニール袋(昔はハトロン紙の紙袋を手で抱える、というスタイルで素敵だったけれど)、そして傘などまでも美しく持つ方法などがあるはずだ。コートになる前の厚手ジャケットやジャンパーの重ね着を楽しむ季節、そんな全体の素敵さを心がけてみたいな。コートになってしまうと、寒い寒いと姿勢も悪くなる、はでおしゃれ心も半減してしまう(私はそう)。そろそろコートかな、と思っても厚手ジャケットなどで過ごし通す心意気、というものが若さを維持するゆえんだと思う。背筋を伸ばして、スカーフやストールを上手に巻いて(すぐズルズル形が崩れたり、取れたりというのは下手)、ゆったりと、しかもさっさと歩く。