ウェブ散歩ブログ

先進国レベルの高速道路

2012年01月14日

バスがテヘランに向けて北上をはじめると、まるで催眠術にかかってしまったかのようにスーッと寝入ってしまった。カメラマンとH君もすっかり眠ってしまったらしい。起こされたのは、ザヘダンを出発して二時間ほどがたった検問所だった。全員が降ろされ、預けた荷物はバスごと別の倉庫のような建物でチェックを受けていた。道端にしゃがみ込み、ふたりに話しかけてみた。「なにかこう、イランのバスってすごくよく眠れるんだよね」H君が頷いた。

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「僕もそう思ってたんですよ。道がぜんぜん違いますよ、インドやパキスタンとは。とにかくまっ平ら。運転も丁寧だしね」「たぶんバスのサスペンションも違うんだと思いますよ。とにかく揺れませんから」カメラマンも口を開いた。すべてが違っていた。片側二車線の高速道路はみごとに整備されている。窪みというものがないような気になってくる。道に沿って、スピード制限やシートベルト着用、緊急の電話番号の表示がときどき現れる。スピードカメラも設置されていて、その横には警察官の人形が立てられている。そこから嗅ぎとる先進国の高速道路の匂いにやはり安堵してしまう。砂漠のなかに延びる道は、どこかアメリカのフリーウェーにも似ていた。イランとはすでにそんな進んだ国だったのだ。